TinyCAPS Title 自動番組送出 システム
コミュニティFM局向け自動番組送出システム【TinyCAPS(APS, APC)】
Automatic Programing System for small radio stations.

APSTinyCAPSWTinyCAPSV |TinyCAPS |TTM(TimeTableMonitor)法定同録MusicBox開発記録趣味

TinyCAPS(Tiny APS for CFM)
 TinyCAPSシステムは下図のように、NET(J-Wave, MusicBirdなどからネット受け), REM(中継先からの中継番組), ST(スタジオ), AUX(予備)の外部音源とTinyCAPS.exeをインストールしたPC(以下TinyCAPS) 内部のCMや収録番組をcsv形式のOAデータに従って切り替えるシンプルなものです。 TinyCAPSを導入したあるCFMはJ-WAVE, 常設サテライトスタジオ、局内スタジオ、生中継番組をシステムに入力しCMファイルと収録番組と合わせて6ソースで番組編成しています。 CFMには十分なソースの数です。また、CMと番組はオーディオ編集フリーソフトで試聴、レベル調整などを行いコストパフォーマンスの高い運用を行っています。

 タイムテーブルはTTM.exeをインストールしたPC(以下TTM(TimeTableMonitor))でモニターできアンタイム処理も可能です。更にTTM(TimeTableMonitor)は法定同録機能を内蔵し番組ごとの録音も可能です。 またTinyCAPSを直接操作するほど人為ミスによる放送事故が増える筆者の経験から、番組編成制作はTinyCAPSと同じフォルダ構成の別のPCで行い、完成した素材などをLAN経由で転送しています。
TinyCAPSはTinyCAPSV、TinyCAPSWと進歩を続け、ハードウェア依存度を下げ信頼性が向上しています。
TinyCAPS
【システム系統図】


TinyCAPS

【導入例】
上からOAチューナー、ADA、中継用コーディック、モニター、APS用PC(TinyCAPS)、インターフェイスボックス、そしてオーディオプロセッサーと送信用コーディック

TinyCAPS
【操作画面】
特徴
*4アナログ入力、1デジタル入力のほかCM(mp3)と番組(mp3/wav)の音声ファイルを自動OA.
*CMと番組の音声ファイルはTinyCAPSに収納、コンパクトなAPS.
*2系統のモニター列を備え、1系統のモニター列から強制OA可能.
 他のモニター出力は中継現場への送り返しなどに有効.
*無音検知機能を内蔵、内部緊急音源を自動送出し無音解消時には自動復帰(特許申請中).
 *TinyCAPSは進歩を続けています。最新バージョンは無音時と無音復帰時をメールで連絡(条件あり).
*LANで繋いだPCならどこでもタイムテーブルをモニタ可能、且つアンタイムTAKE等可能.
*OAデータはcsvファイル形式なので、エクセルで作成・確認可能(下記の例を参照).
 下記のCSVファイルを120826.csv, 120827.csv(2012年8月27日)の日付指定かmon.csv, tue.csv --- sun.csvの
 曜日指定で作成すれば6:00など指定した時刻に当日の新データを自動的に読み込みスタンバイする.

STTDTmodeASRemarksVirtual STT
6:59:00 FCCM010714ジングル 
6:59:50  CM010715時報 
7:00:02U ST本編 
 00:20 CM010716穴埋め7:09:00
 00:20 CM010717CM 

*基本部分は導入例の写真のようなPCとインターフェイスボックスのみ
*費用はメーカー製の4分の1程度
*小型安価のため現用予備システムも容易に構築可

 当システムを導入したS市の既存局はAPS更新工事を局が独自に行いました。引渡しに際し、担当者には半日のレクチャーと数回のメールでのやり取りでほぼシステムを理解していただきました。シンプルでわかり易いシステムの故と自負しています。後述する他のアプリケーションTTM(TimeTableMonitor)との組み合わせで小型(Tiny)だけど充分な機能のコミュニティFM局向けAPSシステムが完成します。またスタジオ番組制作用ポン出しソフトMusicBoxは操作性が高く、特に生放送でのミキサーの負担が激減したと使用局から高い評価を頂いています。

 2013年初頭に開局した局にもAPSとスタジオを設置させていただきました。この局は中古でよい機器には中古を、信頼性が必要な機器は新品を使う提案をし、極めてリーズナブルなコストで演奏所を作ることができました。局スタッフの意識も合理的です。お洒落なスタジオですが特別な防音対策はせず、放送テーブルも支援者から頂いた木製テーブルです。きれいなフェルトか布をかぶせる予定と伺いました。最新バージョンのTinyCAPSを搭載したAPSのラックも中古です。幸運にも程度の良い中古品を入手できたこともありメーカー製のAPSの半額以下のコストでAPSだけでなくスタジオ機器も設置することが出来ました。この局で最初に局スタッフに会ったのは2012年1月です。勿論それ以前に関係者の方は準備を始めていたのですが具体的な打ち合わせをしてから一年足らずで試験電波発射にこぎつけたのは嬉しい限りです。

 TinyCAPSは2021年3月現在数システムが稼働中ですが、XPのサポート終了とPCIオーディオインターフェイスの製造終了に伴い修理を除き提供を終了しました。今後はTinyCAPSV又はTinyCAPSWを用いたシステムを提案します。

 詳細マニュアルはこちらからダウンロードできます。
不明点などこちらからお問合せ下さい。現地でのデモンストレーションも可能です。

藤嶋放送技術研究所(藤嶋正己) m-fujishima@sweet.ocn.ne.jp
〒422-8005 静岡市駿河区池田1695-8 Phone:090-4864-9767 Tel/Fax:054-263-8581

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